期間限定の工場勤務(期間工)のメリットとデメリット

短期間でガツンと稼げる期間工の仕事ですが、高給にはそれなりの理由があります。肉体的にきついという印象をもつ人もいるでしょう。実際に働いてみると、どんなメリットやデメリットがあるのか、ここで詳しく解説していきます。

期間工のメリット

特に挙げられるのは、一般的なパートやアルバイトより給料が圧倒的に高いという点です。このほかにも、無料の寮がついている、採用されやすいなどのメリットがあります。

メリット1. 入社のハードルが低い

期間工は基本的に満18歳以上の人なら応募することができ、年齢の上限は特に設定されていません。体力的に大丈夫なら、50代でも働いている人はいます。また職歴や学歴などを問われることもなく、未経験でも採用してもらえます。このように、入社の条件がゆるいのがメリットの一つです。

メリット2. 寮や食堂が完備

通勤圏内に住んでいなければ、寮を提供してもらえます。寮の家賃が無料なだけでなく、水道光熱費も払う必要がないところがほとんどです。寮は個室で冷暖房完備、寝具やテレビ、ミニ冷蔵庫などもついているので、最小限の荷物ですぐに仕事をスタートできます。

また、工場や寮にある食堂が格安だったり、食事の補助手当が出たりするので、生活費が節約できるのもポイントです。貯金がしやすい環境です。

メリット3. 給料が高い

期間工の平均的な月収は、250,000円〜300,000円以上と高いです。残業代もきちんともらえますし、契約を無事満了すれば慰労金、欠勤や遅刻をせずに頑張れば皆勤手当、などの各種手当も充実しています。

メリット4. 精神的に楽

正社員なら、自動車の重要なパーツの生産に関わるなど、責任重大な仕事を任されます。しかし期間工は、与えられた仕事を時間内で正確に行えばいいだけなので、社員ほど責任が重くなく精神的に楽です。また、黙々と作業に没頭するので、一般的な仕事ほど周りの人とコミュニケーションをとる必要がなく、人間関係における悩みも少ないと言えるでしょう。

メリット5. 体力、忍耐力がつく

男性は主に身体を使った作業が中心なので、体力勝負です。仕事に慣れるまでは身体がきついこともありますが、次第に体力がつき作業が楽になります。そのためには、栄養バランスのとれた食事や休息をきちんととって、規則正しい生活を心がけましょう。

また、ライン作業でミスをすると他の人に迷惑をかけることになるので、決められた時間内に正確に仕事をする力が身につきます。身体の痛みや寝不足に耐えながら期間満了までしっかりとやり遂げることができれば、かなり忍耐力も身についているはずです。

メリット6. 正社員にもなれる可能性がある

期間工を募集している企業のほとんどが、正社員になれるチャンスがあります。期間工として1年以上真面目に働いて、職場の社員からの推薦などを得られると、採用試験にチャレンジできます。

期間工のデメリット

期間工の仕事でマイナスイメージを与えがちな点には、どのようなことがあるでしょうか?よく耳にするのは仕事がきついということですが、働く工場や部署により環境は様々なので、一概には言えません。

デメリット1. 身体を壊す人もいる

配属部署によっては、長時間の無理な姿勢による腰痛や肩こり、腱鞘炎の一種であるばね指になることがあります。溶接で飛ぶ鉄の粉、つまりバリが、耳の中にたまることもあります。真面目に出勤し、勤務態度もきちんとしている人なら、作業による体調不良などの理由で現場を変えてもらえる可能性もあります。

デメリット2. 勤務が交代制で、作業がきつい

ほとんどの工場が、昼と夜の交替勤務を1週間ごとに交互に行います。身体が慣れるまでは昼間にうまく寝つくことができず、寝不足気味になる人が多いです。

また、工場勤務の初心者は、慣れない姿勢や動きに身体が慣れるまでは、作業がきついと感じることもあります。しかし2週間ほどすれば、身体も徐々に慣れてくるでしょう。ただし単調作業になるので、逆に慣れてしまうと、今度は時間が経つのが遅く感じることがあります。

デメリット3. 配属先や寮は自分で選べない

配属先や寮は企業側が決定するので、楽な部署やキレイな寮を自分で選択することはできません。期間工は部署により、残業時間や休日出勤の有無が違います。それが給料にも響いてきますし、体力的に厳しく感じることもあります。しかし、頑張って働いた分は、必ず給料に反映されます。

デメリット4. 契約期間か定められている

期間工は期間契約が原則です。どんなに居心地が良く仕事を続けたいと思っても、最長2年11ヶ月までしか働けません。契約満了からまた同じ企業の工場で働くには、6ヶ月待つ必要があります。他の企業の期間工としてなら、すぐに働くことができます。

デメリット5. 女性が少ない

女性で「期間工にチャレンジしたい」という人もいるでしょう。働けないことはないですが、圧倒的に人数が少ないことを覚悟しなければいけません。企業によっては女性が比較的多い部署がある場合もあるので、探してみましょう。

デメリット6. 社会的信用が低い

期間工はお金を稼ぐことはできますが、正社員ではないので、住宅ローンなどを組むことは難しいです。それだけ、社会的信用は低いです。クレジットカードを作ることはできるでしょう。

期間工は、学歴にこだわりなく高い給料を得ることができる仕事です。残業代もきちんともらえますし、生活費も節約でき、まとまったお金を貯められる環境にあります。自動車製造における生産ラインには多少大変な部署もありますが、メリットとデメリットを比較すると、プラス面の方が大きいと言えるでしょう。

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