期間工の健康診断で不採用となる健康状態は?持病があると無理なのか

何よりも体力が求められる期間工にとって、健康状態が良いかどうかは重要なことです。面接で受かった後、赴任後の健康診断でひっかかり、不採用になってしまうという場合もあります。ここでは、期間工になれない健康状態とはどのような場合なのか、不採用になる人の健康状態はどのようなものなのか見ていきます。

期間工の健康診断内容

実際行われている期間工の健康診断内容は、レントゲン、心電図、血液検査、身長・体重測定、視力・聴力検査、血圧、問診などです。色弱検査の有無は、会社ごとに異なるようです。

また、会社によっては、ボディチェックが入り、刺青、タトゥーの有無を確認されます。早ければおよそ数時間後に結果が出て、健康状態が良くない人は不採用となり赴任先から帰ることになります。

健康診断で不採用になる可能性のある人は?

普段の生活において支障がなくても、重労働をしなければならない期間工になるには好ましくない健康状態があります。不採用になりがちな健康状態は、次のとおりです。

極度の肥満

太りすぎている人は、身体を機敏に動かすことができない、狭い場所に入りづらい、ずっと立ちっぱなしに耐えられないなどの理由から、不採用になる可能性があります。身長と体重の関係から肥満度を表すBMIで見てみると、標準数値は22で、この値である場合が最も病気にかかりにくいと言われています。

期間工の採用基準に具体的な数値の提示はありませんが、30を超えている場合は太りすぎに当たります。これをはるかに超えて太りすぎとみなされると、不採用の可能性も出てくるでしょう。

痩せすぎ

体質的に痩せ型ではあれば問題ありませんが、あまりにもガリガリで標準体重に比べて大幅に少ない人は要注意です。加えて工場勤務経験がないと、体力的に不安視されることがあります。

持病がある

糖尿病、喘息、高血圧などの持病がある場合です。糖尿病の症状には体力低下、疲労感、倦怠感などがあり、これらの症状を抱えて期間工として働くことは難しいと判断されます。また、寮生活での糖尿病用の食事は対応できないですし、自炊が禁止されている寮もあるので、より悪化したり合併症を引き起こしたりするリスクも想定されます。

喘息は、就業中に突然の発作を起こす可能性があることが理由です。高血圧は、頭痛、倦怠感などの症状を訴える人が多く、作業に支障が出ると判断されます。

腰痛、関節痛がひどい

ずっと立ちっぱなしの作業、重いものを持つ、連続して作業を行うといったことが困難なため、不採用になりがちです。

難聴

作業中に発せられる指示が聞こえないと、作業が遅れてラインが止まってしまうことはもとより、大きな事故にもつながりかねません。本人にとっても危険な状況での就業になるため、期間工として働くことは難しいでしょう。

ひどいアレルギー

金属アレルギーをはじめ、接着剤、有機溶剤などにアレルギー反応がある人は、期間工の作業でひどくなる可能性があり、不採用になる場合があります。

過去に大きな病気やケガをしたことがある

この点について面接時に確認をする会社が多いようです。後遺症がある、完治してからあまり日数が経っていないといった場合は、期間工として求められる健康状態ではないとみなされることがあります。

胸のレントゲンでひっかかる

健康診断のレントゲン検査で異常が見つかり、実際に不採用になっている人がいます。ただ、レントゲン検査で見える胸の影は、完治していても消えずに残っているものが写る場合があります。

赴任前の健康診断でひっかかったけれど、病院で検査を受けて問題ないと判断された場合、採用になったという例もあるようです。これまでの診断に不安のある人は、あらかじめ医師の診断書などを準備しておくと良いかもしれません。

色弱、弱視

色弱とは、神経細胞が通常の人は異なり、赤と緑、淡いブルーと淡いピンクなど特定の2つの色の区別がつきにくい症状です。また、弱視とは8歳くらいまでに形成されるべき視覚の発達ができておらず、視力が弱い状態です。作業中支障が出ると判断された場合は、不採用になる可能性があります。

その他、肝機能の数値が高い、心電図で異常が見られるといった場合も、不採用になる可能性があります。

なぜ、不採用になるのか?

上記で挙げた健康状態はすべて、期間工の作業が困難だとみなされるためです。また、期間工として働くことによって、悪化、再発などの可能性が考えられるという理由もあります。

立ちっぱなしの作業、重いものを持つ、強い力を入れるなどの肉体労働は、健康状態が良好な人であっても慣れるまではキツイと言います。そして、単純作業やラインスピードについていくためには、精神力も必要とされます。健康状態に不安がある場合、精神力を保つにも大きな負担がかかるでしょう。

さらに、多くの期間工は寮生活をすることになります。昼勤と夜勤をくり返しながら共同生活をすることは、持病がある人にとっては過酷なものになるかもしれません。

健康診断前に気をつけること

血液検査で判定する肝臓値や中性脂肪値などは、前日に食べたり飲んだりしたものが影響すると言います。例えば、前日にお酒を飲むと肝機能、中性脂肪、尿酸、血糖の値に、油っこい食事は中性脂肪の値に、影響を及ぼす場合があります。

また、食事だけではなく、ひどく疲れている、睡眠不足といった場合にも、血液検査や尿検査に異常をきたすことがあるので、前日の食事や過ごし方には注意が必要です。

実際にこうした項目の値が悪く、不採用になる人がいますが、会社によっては再検査を受けさせてくれることもあります。ただ、「最初の検査でダメでも再検査がある」とは考えるのは危険です。健康診断前日の飲酒は控え、万全の体調でのぞめるようにしましょう。

経験者であっても健康状態が良くないと不採用になる例があるほど、期間工にとって「健康」は重要なものです。健康診断で不採用になるのは、全体の5%程度、50人いればおよそ2人となります。通常の健康状態であれば問題なくても不安な点があるなら、医師の診断を受けたり自己改善を試みたりしてから、応募してはどうでしょうか。

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