期間工から正社員に登用される場合の条件や過去の社員登用実績は?

期間工を募集している企業は、ほとんどが全国的に名の知れた大手です。そのため、期間工を足がかりにして、その企業で正社員になることを目指している人も多くいます。ここでは、正社員登用制度を導入している企業を紹介します。さらに、これまでの登用実績やその条件についても確認していきましょう。

正社員登用制度がある企業と、その実績

期間工を募集している企業が、必ずしも正社員への道を用意しているわけではありません。将来的に正社員になりたい人は、募集サイトに「正社員登用」と記載されているか、事前にチェックしておきましょう。

スバル

募集サイトでは、「スバルの工場で働くメリット」として、正社員登用率の高さを大きく取り上げています。実際に、毎年約100人が正社員にキャリアアップしていて、2016年8月時点では、736人の期間工が正社員に登用された実績があります。

ホームページには、正社員に登用された元期間工のインタビューが掲載されています。なかには、短期の雇用という期間工の特性を活かして、異なる数社の期間工を経験した後、最も働きやすかった企業に再就職を希望する人もいます。

正社員への登用が決まると、入社式や研修制度が用意されています。社員としての心構えや企業の歴史について、一からきちんと学ぶことができるので、正社員になった実感を得ながら、気持ちを入れ替えて働き始めることができるでしょう。

トヨタ

トヨタの募集サイトでは、待遇・福利厚生の欄に、正社員登用制度について掲載されています。2016年度は500人の登用を計画するなど、15年度の実績より3割増しの枠を用意しています。期間工から正社員を目指したい人にとっては、可能性が広がるチャンスと言えるでしょう。

ダイハツ

ダイハツでも、期間工として入社した後に、正社員になれる可能性があります。状況によって登用できる人数などが異なるため、いずれ正社員になることを希望する人は、面接の際に確認しておくことをおすすめします。

アイシン・エイ・ダブリュ

アイシン・エイ・ダブリュは、待遇・福利厚生の一つとして、正社員登用制度を設けています。2015年には、679人を正社員にした実績があります。これは業界内でも比較的多い数字と言えるでしょう。

正社員に登用される条件

期間工から正社員にステップアップするための条件は、企業によって異なります。よくある条件としては、一定の勤続年数を超えていることや、社員登用試験にクリアすることなどが挙げられます。社員登用試験は、基本的に年に1〜2回程度です。

まずは契約社員として登用する企業もあるので、興味がある人は面接の際に聞いておくと安心でしょう。では、実際の試験はどんな内容なのか、見てみましょう。

書類選考・筆記試験

社員登用試験には、書類選考と簡単な筆記試験があります。筆記試験では、漢字の読み書きをする国語と計算式を解く算数など、中学レベルの基礎学力が問われます。このほか、性格や仕事への姿勢を診断するSPI検査があります。

面接

書類選考と筆記試験の後には、面接があります。一般的な転職の面接と大きな違いはなく、正社員になりたい志望動機や将来のビジョンなどを聞かれます。面接が集団か個人かという方法や回数は、企業によって異なります。

正社員を目指す人が心がけるポイント

期間工から正社員になるのは、簡単なことではありません。言ってしまえば、大手企業への就職活動になるので、それなりの努力と対策が必要になります。

期間工の場合は、学歴や職歴を問わず幅広い人が就ける仕事なので、社員登用に関しても、過去の経歴より、勤務態度や貢献度が大切になります。正社員を目指す際に気を付けておくべきポイントは、次の4点です。

ポイント1. 勤務態度

素直に学ぶ意欲と誠実な姿勢で仕事に励むことは、経験の有無や年齢に関わらず重要です。ダラダラとやる気がない姿を見せていると、周囲からの印象が悪くなります。いつでもキビキビと、目の前の仕事に積極的に取り組むようにしましょう。

ポイント2. 勤務日数

無遅刻・無欠勤は、社会人の基本です。これができないようであれば、正社員として働くことはもちろん、雇用期間の満了時に契約を更新してもらうことも難しいでしょう。

また、冠婚葬祭などやむを得ない事情を除いて、シフト以外の休みを取るのは避けた方が良いです。正社員登用の条件として、「出勤率100%で皆勤すること」を求める企業もあります。残業や休日出勤についても、できる限り引き受けると熱意が認められ、上司からの信頼も得られます。

ポイント3. コミュニケーション

正社員にステップアップするためには、勤める企業の社員や役員からの推薦が必要なケースがあります。その時に、職場での周囲からの評価というのは、とても重要です。

上司や先輩との関係は、良いに越したことはありません。挨拶や返事といった基本を重視しながら、円滑なコミュニケーションを図りましょう。また、現場のマネージャーや上司から飲み会に誘われた時は、率先して参加して、交流を深めることをおすすめします。

ポイント4. 身だしなみ

身だしなみは、社会人としての最低限のマナーです。髪型や服装の清潔感がない人は、自己管理能力が低いと見なされ、正社員になることは難しいと言えます。作業着をこまめに洗濯する、定期的に頭髪の手入れをするなど、意識して行うようにしましょう。

また、寮で生活をしていると、私生活のだらしなさが露見してしまい、仕事の面でマイナス評価につながることも考えられます。勤務中はもちろんのこと、生活面における自己管理も手を抜かないようにしましょう。

まとめ

職歴や学歴を問わず、大手自動車メーカーの正社員になれるチャンスは、滅多にありません。将来のことを考えて安定した働き方を手に入れたい人は、ぜひ挑戦してみましょう。
ただし、正社員を目指すと言っても、期間工は基本的に雇用期間が定められている仕事です。

まずは、その期間を満了して、雇用契約を更新してもらうことが先決です。採用枠に余裕がある場合、仕事に真面目に取り組んでいれば、延長というハードルはそう高いものではありません。一つずつコツコツと、クリアしていきましょう。

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