残業や夜勤が多い期間工で働きたい

「期間工は残業手当や夜勤手当で稼ぐ」といった話を聞いたことがありませんか?お金を貯めるために、できるだけ残業や夜勤が多い企業で働きたいと考える人もいるでしょう。では、実際に残業や夜勤をすると、どんな手当をどれくらいもらえるのでしょうか?ここで詳しく紹介します。

残業や夜勤が多い会社で働くにはどうしたらいいのか?

残業や夜勤は、配属される工場や時期によってかなり差があります。そのため、面接のときには「残業が結構あるけど大丈夫?」と聞かれていても、実際に働いてみるとあまり残業がなかった、ということもあります。

例えば、業績が上がっている企業や今後上がっていく可能性のある企業は、生産量が増えるので、残業や夜勤が増えます。工場が忙しくなると、そのような勤務が連続することも考えられます。そのため、商品が売れている企業の期間工を選ぶのも一つでしょう。

また、年度末や年度初めの3月、4月、7月〜9月、年末の12月も、残業や夜勤が増える傾向にあります。これらの時期は、一般的に新生活やボーナス支給の時期に当てはまるため、忙しくなると言われているからです。ただし、7月〜8月はお盆休みと重なるため、なかには残業が減る企業もみられます。

残業や夜勤が多いことのメリット・デメリット

では、残業や夜勤が多い場合のメリットやデメリットについて見ていきましょう。残業手当や夜勤手当がもらえても、大変なことばかりだったら続かない可能性もあります。

メリットは?

通常の給料にプラスして、残業手当や夜勤手当などがもらえるので、より稼ぐことができます。手当の分の割増賃金については、次のように法律で決められています。

残業手当にあたる「時間外労働手当」

25%増し

午後10時〜午前5時の間に働く「深夜労働手当」

25%増し

例えば、時給1,000円で働いている場合、割増料金は250円になるため、時間外労働や深夜労働にあたる時間は時給1,250円で給与が計算されます。さらに、深夜労働と時間外労働が同時に起きた場合は、「時間外労働手当」と「深夜労働手当」を合わせた50%増しの割増料金、例えば時給1,000円の場合は時給1,500円で給与計算されます。

ただし、この割増料金は法律で決められた最低ラインの金額のため、もっと高い企業もあります。この割増料金で計算されるのは、深夜労働や時間外労働をしている時間帯のみです。

例えば、8時間までは通常勤務、時給1,000円という労働契約の人が、午前10時〜午後11時まで休憩1時間で働いたとします。この場合、以下のように分けて計算する必要があります。

午前10時〜午後7時(1時間休憩)

通常勤務のため、時給1,000円×8時間=8,000円

午後7時〜午後10時

「時間外労働手当」がつくので、時給1,250円×3時間=3,750円

午後10時〜午後11時

「時間外労働手当」と「深夜労働手当」がつくので、(時給1,250円+深夜労働手当250円)×1時間=1,500円

つまり、この日の給与は13,250円です。

デメリットは?

残業の多い職場の一例として、業績が上がっている企業や今後上がっていく可能性のある企業があります。その企業のものが売れれば、工場が忙しくなり、残業が連続することもあるでしょう。しかし働き過ぎると、心身ともに疲れてしまう心配があります。

疲れは、重大なミスを起こす原因の一つです。集中力が途切れると、ケガをしたり、確認事項が徹底できていなかったりする可能性が大きくなります。そして期間工の場合は、交代勤務でシフトが組まれることが多いです。日勤と夜勤が一定の期間ごとに組まれるので、生活リズムが整えにくいというデメリットがあります。

残業や夜勤をすると、給与はどれだけ差がつく?

期間工の募集は、夜勤が含まれていることがほとんどです。しかし稀に、夜勤なしの募集もあります。また、残業がなかったり少なかったりする場合も考えられます。では、夜勤や残業の有る無しでは、どれくらい給与が変わってくるのでしょうか?労働時間が8時間で時給1,000円、残業手当が30%、深夜手当が50%の場合で比べてみましょう。

「日勤、残業なし」の場合

午前10時〜午後7時まで休憩1時間で働いたとすると、時給1,000円×8時間=8,000円で、この日の給与は8,000円です。

「日勤、残業あり」の場合

午前10時〜午後11時まで休憩1時間で働いたとすると、次のような計算になります。

午前10時〜午後7時

休憩1時間を含み、時給1,000円×8時間=8,000円

午後7時〜午後10時

「時間外手当」がつくので、時給1,250円×3時間=3,750円

午後10時〜午後11時まで

「時間外手当」と「深夜手当」がつくので、(時給1,000円+時間外手当250円+深夜手当500円)×1時間=1,750円

つまり、この日の給与は13,500円です。

「夜勤、残業なし」の場合

午後6時〜午前3時まで休憩1時間で働いたとすると、以下のようになります。

午後6時〜午後10時

時給1,000円×4時間=4,000円

午後10時〜午前3時

休憩1時間を含み、「時間外手当」がつくので、時給1,250円×4時間=5,000円

となり、この日の給与は合わせて9,000円です。

「夜勤、残業あり」の場合

午後6時〜午前7時まで休憩1時間で働いたとすると、以下のように計算します。

午後6時〜午後10時

時給1,000円×4時間=4,000円

午後10時〜午前3時

休憩1時間を含み、「時間外手当」がつくので、時給1,250円×4時間=5,000円

午前3時〜午前5時

「時間外手当」と「深夜手当」がつくので、(時給1,000円+時間外手当250円+深夜手当500円)×2時間=3,500円

午前5時〜午前7時

「時間外手当」がつくので、1,250円×2時間=2,500円

合計すると、この日の給与は15,000円です。

実際の勤務は、休憩時間がもっとあったり、その他の手当をもらえたり、日勤と夜勤が混ざった形になったりします。単純に1カ月の給与として比較することはできませんが、日給でもこれほどの差が出てくると言えるでしょう。

まとめ

報奨金や福利厚生が充実している期間工ですが、残業や夜勤の有無によっても、給与にかなりの差が出てきます。こうした手当が魅力的でも、なかには残業や夜勤ができるか心配な人もいるかもしれません。

しかし、残業や夜勤は期間工に限ったことではなく、どんな仕事でもあるものです。また、勤務しているうちに慣れてくるという経験者も多くいます。それほど心配する必要はないでしょう。

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